画像診断室
高速・高精細・低被ばくを実現する 患者様にやさしい80列CT
当院では、これまで2スライスCT装置を用い、約15~20秒の息止めにて単純・造影によるCT撮影検査を行ってきました。この度導入した80列CT装置は、撮影時間が約5秒と短いため呼吸等による動きに左右されにくく、また造影剤量を減らすことができます。さらに東芝が開発した被ばく低減技術AIDRは一層進化し、開口径は、780mmのワイド・ボアCTとなり検査における圧迫感が少なく、患者様のアクセス性に優れ、体位に依存しない柔軟な撮影が可能になりました。このように、新技術も標準搭載しており、全身の撮影において、患者様にとってとてもやさしい装置となっています。
80列CT装置導入と共に 専用の画像診断用のワークステーションを導入しましたので 短時間で取得したボリュームデーターから、立体的な3D画像を作成できます。これにより血管や骨・関節、臓器などを3D表示させることができ、繊細な立体画像で、平面画像では見にくかった患部も観察しやすく診断、治療に活かされています。
心臓CT
西成病院にて、冠動脈の走行・狭窄が80列マルチスライスCTで評価できるようになりました。
心臓CTではカテーテルを使用せず、自動注入装置で造影剤を注射することで冠動脈の評価が可能です。心臓カテーテル検査と比べ、日帰りにて心臓の血管情報などの情報を得ることができ、患者様の負担が少ない検査です。
ご利用につきましては、当院の循環器担当医までお気軽にご相談下さい。
その他検査
80列マルチスライスCTでは、他にも診断・治療に必要な検査ができます。詳しくは、主治医または担当医までお気軽にご相談ください。