生理検査室
生理検査室
臨床検査技師が担当し、超音波、心電図、眼底の診断機器、測定機器により検査を行う部門です。生理検査室では以下の検査を行っています。
- 超音波検査
- 体外より超音波を照射し、反射波を捉え異常の有無を判別します。さらにドプラー法を使用すれば、血流の有無や方向などが分かります。対象部位は消化器(肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・胃・十二指腸・回腸末端・結腸など)・循環器(心臓・各種動静脈など)・泌尿器(腎臓・膀胱など)・体表臓器(甲状腺・乳腺・体表リンパ節など)です。
- 心電図検査
- 心筋内の電気現象を体外より記録します。リズム異常・伝導異常・電解質異常・心筋障害・心筋梗塞などが判別できます。
- 負荷心電図
- 運動時の心電図を記録します。運動時の心筋虚血の有無を判定します。
- ホルター心電図
- 別名24時間心電図・長時間心電図とも呼ばれています。不整脈・心筋虚血などの判別に用います。
- PWV/ABI
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両腕・両足の血圧を同時に計測し、脈の伝わる速度から動脈硬化の程度、 上腕と下肢の血圧比より閉塞性動脈硬化症などが解ります。
- FMD(血流依存性血管拡張反応検査)
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血管を超音波で見て、血管の内皮機能を調べる検査です。
安静時の血管に比べて5分間駆血後の血管がどのくらい拡がるかを測定します。検査中は頭や身体を動かさず、リラックスした状態で受けていただきます。
検査途中5分間の駆血により痺れを感じることがあるかもしれませんが、15~20分ほどの検査時間で終了します。 - 呼吸機能検査
- 肺の検査です。どの位空気を吸い込み吐き出せるかを記録します。換気機能疾患の有無や種類を判別します。
- 眼底検査
- 視束乳頭・網膜・脈絡膜などの血管を撮影します。血圧の上昇や低下・糖尿病・脂質異常症・各種血液疾患にて、血管内径や走行が変化します。