平成21年8月25日(火)11時から手稲老人福祉センターで当院副院長、吉江浩光が講師となり動脈硬化についての健康講話が行われました。
日本人の死亡原因の3分の1を占める心疾患(狭心症・心筋梗塞など)や脳血管疾患(脳梗塞・脳出血など)の原因のもとになるといわれている「動脈硬化」について、どの様な過程を経てなるのか、またその誘引物質(中性脂肪・悪玉コレステロール)やその因子(高血圧・高血糖・喫煙)について身近な例を引用して説明をし、心臓の冠動脈や腎動脈、足の動脈の動脈硬化に対するカテーテルを用いた血管内治療法の具体的なやり方を実際の画像を用いて詳しく解説しました。
また進歩した動脈硬化の検査方法についても紹介し、とりわけ当院で行われている血管脈波検査について、頚動脈を始めとした全身血管の超音波検査法に於ける長所と短所をカラースライドを用いて分かり易く説明し、動脈硬化の治療薬並びに予防方法についても講演を行いました。
来場者も予防方法には特に関心が高いようでした。