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子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)について

 子宮頸がんは、近年、20代後半から30代の女性に急増し、発症率が増加傾向にあります。現在ではがんによる死亡原因の第3位で、女性特有のがんの中では乳がんに次いで第2位。特に20代から30代の女性においては、発症するすべてのがんの中で第1位となっています。
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 子宮頸がんは遺伝に関係なく、原因のほぼ100%はHPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスの感染によって起きるとされています。多くの場合、このウイルスは性交渉によって人から人へ感染するとされ、中でも発がん性のあるHPVには、女性の約80%が一生に一度は感染していると推定されます。

 実際にはこれらの発がん性HPVに感染しても90%以上は、体内から自然に消失するため、子宮頸がんに進展するのは約0.1~0.15%とごくわずかです。

 また、子宮頸がんになるまでには通常、数年~十数年かかると推測されています。しかし、HPVに自然感染するだけでは十分な免疫を得ることはできないので、機会があれば繰り返しHPVに感染してしまうことになります。

img_02.JPG子宮頚がんワクチンは初回、1ヶ月後、半年後の3回接種でHPVに対する免疫を獲得することができます。
 料金は1回15,750円となっていますが、札幌市では平成23年1月から一定の年齢の方を対象に無料接種ができる予定です。詳しいことは当院までお問い合わせ下さい。

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