昨年11月の「糖尿病について」に引き続き平成23年1月25日は
「糖尿病の運動療法について」と題し当院 酒井理学療法士が
手稲老人福祉センターで講演しました。
理学療法士・糖尿病療養指導士という立場から特に運動療法に
絞って説明し、集まった方々も熱心に聞きいっていました。
運動療法には血糖値の改善や肥満の解消、動脈硬化の予防など
様々な効果が期待でき、実施する上での注意点として
(1)全身の大きな筋肉を使って有酸素運動と軽い負荷の筋力増強運動を行う
(2)1週間に3日以上運動を行なう(1日おきでも効果あり)
(3)1回の運動時間は10分の細切れでも長期間続けることで代謝コントロールに効果的
(4)食後1~2時間ぐらいに行なうことが食後高血糖の改善や運動による低血糖を
防ぐためにも有効である
など、楽しく長続きできるコツを交えながら運動の大切さを説明しました。
階段を使うことや掃除をまめにすることで、運動は普段の日常生活のなかでも
取り入れることができるので、自身にあった方法で無理なく継続する重要性を説
明してしめくくりました。