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トピックス 「 喫煙と動脈硬化 」 ~ 生理検査室

最近ではレストランや公共施設などで分煙や禁煙化が進んでいますね。

「百害有って一利なし」と言われるタバコ。ではどのような害があるのでしょうか。

タバコには200種類以上の有害物質と40種類以上の発がん性物質が含まれています。

そのためタバコを吸うと、それらが体内に入ってきます。

体内に入ってきたニコチンは血圧を上げるホルモンがたくさん出て血圧を上げてしまいます。血圧が上がると血管の壁が傷つけられ、さらに一酸化炭素で体内が酸欠状態になり悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が血中に増えます。すると血液がドロドロになり動脈硬化を引き起こします。

動脈硬化になると脳卒中、心筋梗塞、狭心症などなど様々な病気になる危険が高くなります。

 

また、タバコの煙(副流煙)は喫煙者だけでなく周りの人も喫煙しているのと同じ状態にさせます。しかもフィルター無しに吸っている状態なので寧ろ喫煙者よりもたくさん有害物質を吸っている事になります。

両親が喫煙者の子供は学力が低下するというデータもあるそうです。

 

もちろん動脈硬化だけでなく、肺がんや食道がんといった「がん」になる危険も高まります。

体に臭いが付き、口臭へも悪影響です。

 

非喫煙者としては歩きタバコなどは本当に迷惑です。公共交通機関では喫煙者が乗ってくるだけで、臭いで気分が悪くなります。

 

自分だけではなく周りにも迷惑がかかってしまうタバコ。

しかしやめたくてもなかなかやめられないのがタバコですよね。(これもニコチンのせいですが)

 

当院では禁煙外来を開設しております。お薬でタバコをやめられます。

臨床検査室では呼気中の一酸化炭素の濃度を計測するCOモニターという検査を行なっています。一酸化炭素をどれくらい体内に取り込んでいるか計測するものです。

一酸化炭素濃度が赤から緑に変わった患者様は皆様とても嬉しそうです。

お医者さんと一緒に禁煙してみませんか。 

 

    文責:臨床検査室 阿部

 

 

禁煙外来 ⇒ http://www.nissei-hp.com/shinryou/kinen.html

 

 

 

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