鱒はサケ目サケ科の魚で、河川から海、海から河川へと回遊します。名前は、樺太に大量に遡上したところから由来するそうで「せっぱります」「青ます」「本ます」とも呼ばれ、「鱒」として売られているのがこの樺太鱒です。鱒に含まれる栄養素はビタミンB1・B2・B6・B12・VCやミネラルなどをバランス良く豊富に含み、疲労回復や細胞の新陳代謝を促進、皮膚や粘膜の健康維持、動脈硬化予防、貧血を予防や免疫力アップが期待でき、カリウムも多く含まれるので利尿作用、高血圧の予防に役立ちます。 さらに青魚などの脂肪に含まれるDHAやEPAが脳内の血管を健康に保ち、天然色素カロテノイドの一種の赤い色素成分アスタキサンチンが含まれ強力な抗酸化作用で活性酸素の消去に役立ちます。美味しい鱒を選ぶポイントは皮が銀色に光っていて、体が太く厚みのあるものが新鮮です。切り身の場合は切り口がしっかりしていて色が鮮やかなもの、白い年輪のような模様がはっきりして表面が水っぽくなっていないものを選びましょう。