春の味覚のそら豆。そら豆はアフリカ北部や中央アジアを原産とするマメ科の野菜で、スイスの青銅器時代の遺跡から発見され古代エジプトやギリシャでも栽培されたと言われています。また、中国では「胡豆」とも呼ばれ2000年以上も昔から栽培されてきたそうで世界最古の農作物の一つとも言われています。日本への伝来は諸説あり、天平年間聖武天皇の時代(729~749年)と言われています。そら豆の栄養はたんぱく質、糖質、ビタミンA・B1・B2・C、食物繊維、カリウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅など多種類のものが豊富に含まれ、なかでもビタミンB1とB2は豊富で、疲労回復、イライラ解消、夏バテ防止、食欲増進や、ミネラルが肥満解消、むくみ改善、利尿作用、消化器系機能の強化などが期待出来ます。そら豆は豆類の中でも、鮮度の低下が早いためさや付きのものを買うのがおすすめです。さやが緑色でみずみずしくツヤがあり、シワがなく弾力があるもの、背筋の部分が変色していない物が良いでしょう。
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